アナタも同じである
大きな事件を起こした人物に対して「極刑で当然」と言う。
「迷惑かけるなら一人で逝け」と言う。
もちろん私も一人の人間なので気持ちは分かる。
だが、そう言う人の世界で、どんなに議論されようと、解決策は見つからない。
何故なら、理由が自分の中で正当なものであれば「人ひとりの命を要らないもの」にできるからだ。
アナタは「悪い事をした人間の命は不必要」と考える。
事件を起こした者もまた、本人の中では正当な理由を持ちながら「アイツの命は不必要」と考える。
これが「アナタと事件を起こした者」との関係性である。
コインの裏表のように。
本当に平和でありたいなら、これまでの「考え方」のアプローチを変える必要があるかもしれないね。
「平和の為に戦う」なんて、「食べる為にダイエットサプリを飲む」ようなものだよ。
こんな事を書くと「じゃあ、もしお前やお前の身内が被害者になったらどうなんだ?そんな呑気な事言えるのか?」と思う人もいるかもしれない。
だが、その「考え」が既に平和的ではない。
(平和を望んでいるのであれば…だが)
「卵が先か、鶏が先か?」ではないが、答えの無いループを繰り返すのも、もうそろそろ終わりにしても良いのではないか。
そしてもう一つ。
「あんな奴居なくなってほしい」と思うかもしれないが、むしろ生きている方が辛いかもしれない…という考え方もできるのではないかな。
誰かが亡くなった時「天国でゆっくり休んでください」等と祈るだろう。
みんな何となく分かっているんだよ。