アナタの為に存在する
「ひきこもり」でも「不登校」でもそうだが、その「問題」を解決しようとするカウンセラーという方達が存在する。
そこでカウンセラーは原因をできる限り特定し、改善を図る。
そして「解決」となったら、また次のお悩み相談…となる訳だ。
悩みを相談するひきこもりや不登校児の親にとって、カウンセラーが存在するのは勿論だが、カウンセラーの立場からもまた、ひきこもりや不登校児が存在しているのは自分自身の為なのだ。
自分の為に「ひきこもり」や「不登校」の問題が存在する。
この意味が分かるだろうか。
「ひきこもりや不登校を無くしたい」なのか、「ひきこもりや不登校を問題として解決したい」なのか、という事だ。
自分の世界で本当の意味で「問題」そのものを解決したいのであれば、「問題の中」に居ても解決はしない。「解決するものではない」という意味を知るには、問題の外に出なければいけない。
だが、これは「ひきこもりや不登校を解決しようとしてはいけない」という話ではない。
実際には自分が何を望んでいるか、である。
何が「正しいか」そんな事を求めても、所詮は全て「アナタ」の中の世界。